バイアグラの効果作用と服用方法

バイアグラは世界で初めて認知されたED治療薬であり、アメリカでは1998年にファイザー社から販売が開始されました。
日本において1998年に認可され、同じくファイザー社の日本法人から販売が開始されました。
ただし、日本では薬局やドラッグストアで簡単に購入できるものではなく、病院処方を基本としています。
これは、正しい服用方法を守らないと、バイアグラの強い効果作用によって、深刻な健康被害を引き起こす可能性があるからです。

バイアグラの有効成分であるシルデナフィルは、血行促進作用が注目され、1990年代前半には狭心症の治療薬として開発が進んでおり、実際に臨床試験も行われていますが、想定される改善効果が認められませんでした。
その一方で、陰茎の勃起を阻害する酵素の分泌を抑え、血行促進効果によって正常な勃起をサポートする効果が認められたことから、本格的にED治療薬として開発がされた経緯があります。

バイアグラは年齢などに左右されず、幅広い層に効果が実感されやすいED治療薬ですが、食事の影響を受けやすいため、服用するタイミングに注意が必要です。
これは、シルデナフィルが腸から吸収されやすい特性によるものですが、食物が胃に残った状態だと、十分に吸収されずバイアグラの効果が半減してしまいます。
よって、バイアグラは空腹時に服用することが基本になりますから、少なくとも食後2時間程度は間隔を空ける必要があります。
また、脂質分が多い食物はバイアグラの吸収を妨げますから、避けておく方が無難です。

バイアグラは服用後、30分程度で効果が現れ始め、1時間程度で最高血中濃度に達し、その効果は4時間から5時間は続きます。
ただし、服用から3時間程度経過すると半減期を迎えます。
したがって、服用のタイミングは性行為の1時間前程度が最適であり、効果が薄れる3時間を目途に性行為を終えることができれば、バイアグラの効果作用を最大限に引き出すことができます。

バイアグラの服用方法

ファイザー社で開発・販売されているED治療薬、バイアグラ。
この薬の有効成分シルデナフィルは血液に溶け込むことで効果を発揮します。
そのため食前に服用するのが望ましい薬になります。食後は胃・腸の壁に食べ物の油分が付着しています。
食後にバイアグラを服用すると、食べ物の油分が有効成分を取り囲んでしまい、十分吸収されなくなってしまいます。
吸収されないと血液に溶け込むことができず、薬の効果も十分に得ることができなくなってしまうのです。

バイアグラを服用する際は、空腹時や、食後2時間程度空けてから飲むようにしましょう。
ただし中華料理・フランス料理・ファストフード等、脂っぽい食事を食べた後はさらに間隔を空ける必要があります。
油っぽい食事を食べると、それだけ消化に時間がかかります。
ですのでバイアグラを後で服用する予定がある場合は、できるだけ消化の良い食べものにしましょう。

なおバイアグラは服用から1時間程で効果を発揮します。
ですので食事は性行為の3時間前までに済ませ、1時間前に服用するのがおすすめです。

バイアグラを服用する際は、水などでしっかり流し込むようにします。
バイアグラの中にはOD錠と呼ばれる、唾液で溶ける錠剤もあります。
しかしバイアグラの有効成分シルデナフィルは、口の粘膜からは吸収されません。
飲む際にしっかり水分で流すことで、腸まで届けることが大切です。

なお、水分は水が望ましいですが、清涼飲料水やお茶、さらに少量のアルコールでも問題ありません。
しかしアルコールは大量に服用すると、脳神経の働きが悪くなり、勃起が起こりにくくなる原因となります。
またバイアグラにより血行が促進されると、アルコールが早く体内を巡り、急性アルコール中毒につながる恐れがあります。
ですので可能なら服用前後にアルコールを多く飲むことは避けるようにしましょう。